久慈で野菜ソムリエイベント開催しました。

夏の暑さを乗り切る夏野菜の代表「トマト」。しかしほとんどが生食、サラダの彩り程度にしか使われないもったいない食材であることをみなさんに伝えたいと、「トマトづくしのランチ」に取り組みました。メニューは、火を通したトマト、そして生のトマトを変身させて、味を楽しんでもらいたいと、下記の通りの和洋折衷にしました。

 特に今回は、「冷汁」のデモンストレーションを本場長崎出身のジュニア野菜ソムリエが行い、大好評でした。「長崎ではトッピングに鯛を使うこともあるが、久慈港でよくあがるタナゴが優れた代用品です。」という説明に、みなさん目からウロコで納得。冷汁が初めてという方が多く、ごまと焼き味噌のだしと、野菜たっぷりの一椀に魅了されました。

  参加者の感想の多くに「火を通したトマトのおいしさ」という言葉があり、ラタトゥユやミートソースを、配布したレシピで家でもつくってみたいという声が聞かれました。また生であっても、ミニトマトのコンポートはレモンのさわやかさも加わって、安く手に入る今の時期の活用法として大いに参考になったようです。毎回サラダも工夫するのですが、そのドレッシングのおいしさに「今度、ホームパーティに来て作ってほしい。」とアプローチ。

 

 

 

 

私たちは、料理だけでなく、その時のメインの野菜について一緒に学んでもらいたいと考え、参加型のクイズ形式で情報や知識を提供しています。今回も食後の「トマトクイズ」で、楽しんでもらいました。トマトの歴史や注目色素リコピンの話、そして岩手で開発した「にたきこま」の実物紹介なども取り入れました。正解数トップ数名の方には景品も用意して、会場は盛り上がりました。

 

 年2回の企画ですが、今回も募集2~3日で定員が埋まり、予定より6名多い31名の参加者となりました。半数が初めての方、半数が2~4回目の参加ということでした。初めての方の多さと、その方たちが「また参加したい!」と感想に書いてくれていることが励みになりますね。

 

  開催日 9月6日(土) 場所 土風館